2010/07/10
パチンコ業界、淘汰の時代へ
世の中、
不景気の風は、相変わらず吹き続けていますね。
不景気になると、
企業では真っ先に『広告・交通・交際費』の3Kを削ると言われていますが、私も含め、庶民は小遣いを真っ先に絞られます。
そうすると、
飲みに行く回数も当然減りますし、お昼ゴハンに充てる金額も下ります。
それから、趣味・嗜好品にかける金額も必然的に下ってくるのは仕方ないことですよね。
世の中のお父さんには、非常に厳しいフトコロ状態を、うまく遣り繰りしなくてはいけませんよね。
産業界の規模を表すものに、
「1兆円産業」という華やかな言葉があり、パチンコ業界がピークだった95年には市場規模が、30兆円と報じられていました。(羨ましい!)
しかし
そんなパチンコ業界も、最近ではきびしい状況に直面していると言われています。
この6月25日に、
現代のパチンコ台の原形とされる「正村ゲージ」を開発したパチンコ店運営会社「正村商会」が、名古屋地裁に破産の申し立てを行うことが明らかになりました。
同社は、大手パチンコチェーンの出店攻勢によって経営が悪化したとみられています。今やパチンコ業界でも再編が行われる時代(2極化の時代)となり、大手のみが生き残る状況になりつつあるようです。
帝国データバンクによると、
2008年1月のレポートで、すでに趣味の多様化によるライトユーザーの減少のほか、貸し付けを年収の3分の1以下と制限する総量規制を盛り込んだ改正貸金業法により、借金をしてまでパチンコ店に通うヘビーユーザーは減少すると指摘していました。
(確かに、パチンコ雑誌には貸金業の広告が溢れていますよね)
改正貸金業法は
今年6月18日に完全施行され、この指摘が現実化しました。
ある大手パチンコホール運営会社は今年1月、改正貸金業法が与える影響を試算し、6月の完全施行後、売上高が10パーセント前後減少するという結果が出たと言います。
もしかすると、10パーセントでは済まないようにも思えます。
近年の
パチンコ業界の一つの大きな転換点となったのは、2007年に、大当たりの連チャンが人気だった4号機パチスロ機が撤去されたことで、射幸性の高いパチスロを好むユーザーの足がホールから遠のいた事だといわれています。
これにより
パチンコホールは、機種入替のために多額の費用負担を強いられ、金融機関・リース会社の融資意欲も一気に冷え込んだようです。
見込んでいた新規融資を受けられない業者が一気に増え、パチンコ業界の倒産件数が2007年には96件、2008年には92件と高水準で続きました。
ホール側は
ファンを呼び戻すため、設置する遊技機をパチスロからパチンコに変更し、また「1円ぱちんこ」など、少ない資金で長く遊べることをうたう低貸玉営業に力を入れる店舗も多く見られるようになりました。
各遊技機メーカーは
生き残りをかけて、「北斗の拳」「新世紀エヴァンゲリオン」といった漫画やアニメ、特撮、ハリウッド映画といったキャラクターものから、韓国ドラマ冬のソナタ、歌手の倖田來未などの芸能人を起用したタイアップ企画を多数展開、何とかこの状況の打開を模索」しています。
また芸能界では、タレントの神田うのさん、伊藤美咲さんなどがパチンコチェーンやメーカーの社長と結婚するなど、華やかな側面も話題となっています。
その一方で毎年のように、
パチンコホールの駐車場の車内に放置された子どもが、熱中症で死亡するといった事故がニュースで報道されています。
モチロン、これはパチンコホール側には何の責任もないのですが。。。
また、
パチンコ・パチスロの攻略法や、打ち子、モニター募集をうたった詐欺も多発しています。
全日本遊技事業協同組合連合会は、
このような問題に対し、非営利の相談機関のリカバリーサポー・ネットワークの設立を支援するなど対処を行っていますが問題は根深いようです。
このような流れはパチンコ業界だけではなく、
JRAはこの8年で、売上が3割強落ちていると言われていますが、実は、レンタルビデオ業界でも、全くこの下降曲線に比例して、売上が激減しているようです。
庶民が、もっと娯楽を楽しめる日はいつくるのでしょうか?
ため息が出てしまいます。